1954-09-08 第19回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
只今お尋ねの竹島の問題でございますが、竹島自体そのものは大きな島ではございませんけれども、この島は明らかに日本の領土として古くから自他ともに認めておつた領土であるのであります。
只今お尋ねの竹島の問題でございますが、竹島自体そのものは大きな島ではございませんけれども、この島は明らかに日本の領土として古くから自他ともに認めておつた領土であるのであります。
とりつぱに五十年、六十年、三十年築き上げて参りました美田が、一瞬にして実りの秋どころかどろ海になり太平洋に続いてしまつて、その穀倉地帯百万町歩は実はそれだけ減つちやつた、領土を失つたと同じことなんですから、このごろ問題になつておるところの直接侵略が台風の姿でやつて来たということで、地元のこの国土を愛する国民の皆様はまる裸になつてこれと闘つておるのであります。
残つた領土をどうして保全するかということは、わが国家再建のために非常な急務であると考えます。年々見ますると、河川の災害のために耕地が五十万町歩浸水し、そのために米が二百五十万石ほど不作し、さらにまた家屋が八十万戸ほど浸水する。そうした問題があるために、年々一千五百億ほど損失をすると承つております。
併しながら同時に、カイロ宣言と大西洋憲章の精神によつて、我々に歴史的、民族的に帰属しておつた領土はこれを保持し得るものと私どもは思つておつた、又我々がそう思うのも当然であつたろうと思うのであります。然るに今回の條約によりますると、主権は放棄させられました。けれども、私どもはこのヤルタの秘密協定というようなものは絶対にこれを承認することはできません。
そういう戰争の結果戰敗国が失つた領土にある財産の処理に関しましては、ヴエルサイユ條約ではこれをその領土の譲り受けを受けた国が取上げる、そういう方式をとつたのであります。イタリア條約の場合は旧領土にある財産には手をつけないという方式をとつたのであります。從いまして過去の先例を見ますと、必ずしも一貫していないのであります。
然らばドイツその他が持つておつた領土はどうするか。それは、その住民の利益のために或いは福祉のために、或る国がこれを代つて信託統治するということになつておるのであつて、目的は領土の獲得ではないのであります。その国のその住民の利益或いは福祉のために、これを或る国が代つて統治を信託されるというのが目的であり、その起源であります。
九州において、二十五年度末において工事中のものは、国営十地区、代行二十一地区、面積七千五百町歩、総工費六十二億でありますが、九州はその地形上至るところに干拓の適地が散在しているのでありまして、干拓は一般に工事単価が高いということで積極的に推進されぬうらみがありまするが、無から有を生ずる新耕地の造成、既耕地の改良、災害の防止、失業の救済等一石数鳥の効果を持ち、外に失つた領土を内に獲得する意気込みをもつて
お手元にその答申が差上げてあると思いますが、申すまでもなく戦後非常に増加いたしました人口を、狭くなつた領土の中に収容いたしまして、しかも平和な、できるだけ豊から生活を国民が富み得るようにいたしますために、従来眠つておりました国内の土地及び資源を最高度に利用して参ることが、この際きわめて必要であることは申すまでもないのでありますが、それにつきまして、なぜ今日までそういうような状態だつたかということを考
戰前の半分近くに減つた領土の中で、八千万の國民を養わなければならぬ。それにはどうしてもわれわれのこの國土を徹底的に利用しなければならぬと思うのであります。從いまして狹くはあるがまだ未開発の資源が相当あり、また人口の再配分なり、あるいは文化産業の再配置を考える。